制汗剤やクリームを使ってもワキガの症状が改善しない場合、多くの人が「手術による治療」を選択します。

ワキガの手術は「直視化手術」と「非直視化手術」の2つに大別されており、それぞれにメリット・デメリットがあります。

直視化手術は症状が改善する割合が高い

直視化手術とは、文字通り施術する医師が皮膚の状態を確認しながら、ワキガの原因であるアポクリン汗腺を1つずつ除去していく手術法です。

わきの下を3cmから5cm程度切開して、皮膚を裏返してから汗腺の除去を行っていきます。

1つ1つを確認しながら行うので、ほぼ確実にすべてのアポクリン汗腺を除去することができるというメリットがあります。
大半のケースで健康保険の適用が可能であることも魅力でしょう。

ただし、切開時の傷が1本ないし2本残ってしまうデメリットもあります。

また、術後1週間前後は脇をきちんと固定しておく必要があるため、仕事に支障をきたす場合があります。
加えて、両脇を同時に手術する場合には、2、3日の入院が必要となります。

非直視化手術のメリット・デメリット

非直視化手術のメリットは「選択肢の多さ」と「手術痕が小さいこと」の2つです。

非直視化手術には「皮下組織吸引法」や「シェービング法」など複数の術式があるので、患者はそれぞれの術式が持つ特徴やデメリットなどをじっくり考慮した上で選択することが可能です。

代表的な「皮下組織吸引法」は、皮膚を1cm程度切開し、そこに医療チューブを挿入して汗腺を吸引するという手術法です。

手術痕がとても小さく、また汗腺だけでなく皮脂腺も除去できるというメリットがあります。
ただし、アポクリン汗腺が多少残ってしまう、というリスクはあります。

「シェービング法」は、1cm程度切開した場所から回転式のマイクロチップを挿入し、汗腺を破壊するというものです。
どんな手術か気になるなら、こちらの動画をチェックしてみてください。

参考:わきが手術マイクロシェービング法(youtube)

こちらの術式も手術痕が小さく、回復が早いというメリットがあります。

とはいえ、アポクリン汗腺が残ってしまうというリスクがあり、一時的に症状が改善したとしても、やがて再発する可能性があります。